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小林よしのり
2024.1.3 06:50日々の出来事

神の采配によって人は「挑戦」してみるしかない。

新年3日目、昨日はインド版アニメ『おぼっちゃまくん』
のプロットを書いていたが、迂闊にすると全部書いちゃう
ことになるので、全体の骨格と、その回で一番笑える
ギャグのサンプルと、オチまでで止めようと思う。
「起承転結」さえ押さえれば、枝葉を書きこんで花を
咲かせることは可能だろう。
ギャグの作れる脚本家を育てるやり方をするしかない。

正直、『おぼっちゃまくん』はギャグそのもので笑えな
ければ作品として成立しない。
これが相当に難しいようだ。
でもその難易度の高い創作に果敢に挑戦してくれる脚本家
がいるのだから、育てるつもりでやっていくしかない。

できれば、わしがなるべくたくさんアイデアとプロット
までは書いて、脚本家に渡すという方法の方が、ボツは
少なくなると思うが、あまりに本数が多くて、不可能だ。

だが、アイデア&プロットの段階で、これは面白くなると
想像できるものもある。
それが外れることもあるのだが、上手く完成することも
ある。

インドで1番になった前作は、漫画原作があるから成功
したが、今度は脚本しかない。文章しかない。
インドの側も絵にしていく作業で想像力が必要なので、
大変だと思う。
この難易度の高すぎるプロジェクトをよく実現しようと
するなぁと不安になるが、「挑戦」しかない!
場を与えられるのは、神の采配だから、「挑戦」してみる
しかないのだ!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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令和6年 10/5 SAT
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テーマ: 「歌謡曲を通して故郷・福岡を語る」LIVE in福岡

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